委員長挨拶

葬儀委員長 ○○農協組合長の例

故○○○○さんの告別式に当たりまして、非常に寒いなかを、しかもみなさま方には、公私ともに御多忙中のところを、わざわざ御会葬を頂戴いたしまして、しかもねんごろなお言葉もたまわり、また過分の御香料、御供物、御供花等も頂戴いたしまして、喪主に代わり心からお礼を申しあげる次第でございます。
○○さんが亡くなられてからも、早速と多勢の方々がおかけつけをいただきまして、これまた非常に心温まる言葉をかけていただけましたし、またお世話も頂戴いたしました。
並びに故人、昨年の12月13日以降、入院、加療中でございましたが、この間も、非常にたくさんの方々から見舞いをいただき、励ましのお言葉も何回となくいただきました。
この件もあわせてお礼を申しあげる次第でございます。
いよいよ出棺ということにあいなりますが、簡単に故人の経歴等について触れてみたいと思うわけでございます。
故人○○○○さんは、大正○年○月○日に○○○○さん、○○さんの四女として現在の北○条東○丁目、当時は町村制でございまして、札幌村字烈烈布という場所にお生まれになりました。
烈烈布尋常小学校をご卒業後、お父さんとお母さんの家業の農業を助けまして、兄弟と共に力をあわせて一生懸命お働きになられました。
そんな中で御縁がございまして、協同組合の○○○○さんのお父さんでございます○○○○さんのご紹介がございまして、本日の喪主の○○○○さんと結婚をされました。
昭和○年の○月○日だそうでございまして、○○さんの話によりますと、非常に厳しい吹雪の最中でございまして、おそらく、○○○○さんは嫁入りをする○○家でのこれからの先のことを思うと、いかにまあ、現在のような甘えというものはございません。
厳しい寒さの中をついて、このような覚悟の中で○○家にお嫁入りをしたと、このように観察をするわけでございますが、幸いにいたしまして、○○家は非常に暖かい家柄でございまして、○○○さんとの間に男の子供さん六人をももうけられまして、全員すくすくと成長いたしてございます。
当時、○○家は玉ネギの栽培を中心にいたしまして、水田ですとか、雑穀ですとか非常に手広く栽培をしておりましたし、忙しい毎日でございました。
しかもおとうさんの○○さんご夫婦、さらに年老いたおばあちゃんにも仕えてということでございますから、○○○さんの○○家における生活は大変だっただろうというふうに想像をいたします。
そんな中で夫の○○○さんを助けわれまして、子供さん達を養育されまして、農業の生産にも励んでこられたわけでございます。
昭和40年代になりまして、だんだんと都市化が著しくなってまいりました。
○○さんも解放されるようになってきましたが、しかしその頃からだんだんと健康が思わしくなくなってまいり体の不調を訴えるようになってきたことがひとつでございます。
そんな中で去る○年程前、昭和○○年には約6ヶ月余り入院されまして、糖尿病の闘病生活を終えられ、よくなりまして、あとは自宅で療養をなされておったわけでございます。
ところが再び体調が悪くなりまして、昨年の春、12月13日にまた入院することになりました。
で、その後は○○さんのお嫁さんをはじめ、子供さん達のお嫁さん等非常に献身的な看護の努力もなされましたし、また本当に病院をあげての治療にも専念されていただきましたけれども、とうとう去る3月14日、午前0時40分に糖尿病が原因の腎不全で他界をされたというようなことでございます。
私も同じ農事組合の一員といたしまして、常々○○○さんの経過について知っております。
けれども、非常に暖かみのある忍耐強い、しかも勤勉な方であったと、このように覚えております。
66年の生涯、あまりにも短すぎるなあと考ええるわけでございまして、その点、家族の方々、喪主の○○○○さんはもちろんのこと、ご遺族の方々もさぞや気落ちしているのではないかというふうに案じております。
故人は生前、いろいろな面で皆様方から厚情を頂戴してきたわけでございますが、残された喪主の○○○○さんは大変健康でございます。
またご家族の方々も立派に成長されて、経済的には何の心配もございませんけれども、故人存命中と同様、今後も○○家の皆様方にご厚情を頂戴できますように、あわせてお願いを申しあげる次第でございます。
おかげをもちまして昨夜にひき続いての告別式、ここで頭尾万端とどこおりなく終わらせていただくことができそうでございます。
あとは近親者のみにて野辺の送りをいたすということにあいなっておりますので、どうぞお願いしたいと、このように存ずる次第でございます。
尚、かさねがさね恐縮ではございますけれども、本日午後2時半から、この場所におきまして初七日、二十五日、四十九日のくりあげをかねまして。法要をあい営むことにしております。
何かとご都合の悪い中でございますけれども、やりくりできましたならばご参拝、御焼香をいただけましたら、身にあまる幸せでございます。
今後ともよろしくお願いを申しあげまして、簡単ですけれども、ご挨拶にかえさせていただきます。
どうもありがとうございました。